- 作者: 天野雅晴
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/08/29
- メディア: 単行本
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先日、「180日でグローバル人材になる方法」を紹介した、天野さんの
3年半位前の著書を図書館で見かけたので、手にとって見ました。
前に読んだ本でもそうでしたが、天野さん自身はあんまり語学力自体
には重きを置かれていないようで、この本では、全く触れられていません。
それよりも、日本人的なモノの考え方を、多様化社会であるグローバル
な場で流布している様式に変えていくことが重要だと言います。
特に、日本人の場合、他人にどう見られているか、と言うことが判断の
大きな要素を占めることが多いですが、理路整然と自分の意志を相手に
伝えることができないと、ネゴシエーションの土俵にすら登ることができ
ないよ、ということを警告されています。
あと、印象的だったのが、日本人は自己主張をクレームっぽく捉えて
いる人が少なくないと思いますが、あくまでも自分の要求事項を伝える
ということで、そのあたりを、如何に和やかに伝えるか、ということも
慣れておかないといけないようです。
日本人は、集団としての機能性が重視されますが、個人としての機能
をいうことを意識しないと、なかなかキビシイようです。