少年サッカーからW杯まで/泉優二

 少年サッカークラブを主宰されている方による、あらゆるレベルからみた
サッカーの魅力を語る本です。

 著者は、例えば少年サッカーや視覚障害者によるサッカーなど、比較的
協議能力が高くないサッカーにおいて、その魅力が端的に現れるのではな
いか、と説かれています。
 確かに、道具が不要とか、レベルによってそれなりの楽しみ方をするこ
とができることなどを説かれています。(多少、ひいきの引き倒し、って
とこも無きにしもあらず、ですが…)

 この本は、日韓W杯直前にかかれたこともあり、本質的な魅力は、そう
いうところにあるといいながらも、レベルの高いサッカーは、それはそれ
でいろいろな楽しみ方がある、とされています。(ま、それは言わずもが
な、なんですが…)

 選手目線の観戦、監督目線の観戦、ただただ、盛り上がる…

 サッカーへのオマージュという感じで、サッカー観戦の幅を広げてくれ
そうな本でした。