会社は不平等! ! だから必要 可愛がられルール (小学館101新書)
- 作者: 井垣利英
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/04/02
- メディア: 新書
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若い女性を中心とした“ブラッシュアップ講座”等を主催する会社を経営されている方の
著書です。
「会社は不平等!!」なんていうと、人事の内幕を暴く!みたいな内容を想像しがちです
が、どっちかと言うと、そう思ってしまう個々人の内面をテーマにした本と言えるかも知れ
ません。
どう不平等化というと、妙に上司、先輩から目をかけられる人がいれば、自分では周りの
他の人よりも優秀(だと思っている)にもかかわらず、あまり評価されていない、と感じる、
ということを指しているようです。
そういうことがなぜ発生するか、というと周りに対する態度に起因していることが多い、
ということです。
まあ、逆の立場になってみれば自明のことなんですが、ちょっと位優秀だからといって、
鼻にかけて、鼻持ちならないヤツよりも、ちょっと位できなくても、機嫌よく引き受けて
くれる方に仕事を振りたいと思いますよね。
この辺、ワタクシ自身も結構耳の痛い部分ではあるんですが、謙虚に前向きに、しかも
周りを尊重して仕事に取り組むっていうことが、会社での「不平等」を逆に優位に捉えら
れるのです。
会社では、いろいろと不満もありますが、スネてたら負のスパイラルに入るだけで、
何も得な事はなくて、機嫌よくすごすことで、プラスのスパイラルに乗っていくことが
結局、得になるんですよ、という、言って見れば当たり前のことを再認識させられる本です。