- 作者: 神田昌典,湯山玲子
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2010/07/08
- メディア: 単行本
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神田さんが、広告デザイナーの方と組んだ本です。
なんですが、双方の講演を二つつなぎ合わせたってことで、重なる部分も少ないので
あんまり本としての統一感はありません。
で、主に神田さんの部分のお話をします。
神田さんと言うと、初期はゲリラマーケティングに系統していて、いわゆる小奇麗な
デザインとは、対局の部分を指向されているイメージがあるのですが、この本では、
「小綺麗な」ブランディングについて語られています。
ただ、神田さんは、お金をかけたブランディングというのは、ある程度、経営状況が
安定してから、とおっしゃっています。
その前の部分は割愛するとして、そのブランディングとしてお金をかける先として、
「デザイン」と「CSR」を挙げられています。
神田さんによると、そこにお金をかけることで、劇的にビジネスのステージを上げる
ことができる可能性があるといいます。
この本の主題は(無理ヤリ感があるにせよ)、デザインなんで、それを語るべきなの
かもしれませんが、個人的には、社会貢献を如何に、収益性の高いビジネスに結びつけ
るか、ということろに興味をそそられました。
まあ、打算を前面に出すとキビシイのかもしれませんが、冷静に社会貢献を軸に
ビジネスモデルを考えることで、非常に斬新なビジネス展開の可能性が広がることを
紹介されています。
神田さんは、こういうブランディングに向けてもがく姿に、非常に羞恥を感じられて
いるようで、読んだらすぐに内容を忘れてください、って言われてますが、その内容
をブログにまで書いてしまいました…スミマセン。。。