- 作者: 本田健
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2011/11/12
- メディア: 文庫
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いやー、40代半ばのオッサンがこの本を手に取るのには、非常に抵抗がありました。
悩んだ挙句、Amazonで入手しました。
そこまでして、なんで今や役にも立たない本を読むのか?
ちょっと本田健さんが、どう恋愛を語るのか、ということに興味があったのです。
まあ、今や20代にしておくべき、恋愛への対峙の仕方は、ワタクシにとっては役にはたたない
のですが、上質の恋愛論かつ人生論として、結構唸らされることも多く、読み応えがありました。
本田健さんは、よく、人生においてワクワクすることを多くすることが、幸福につながると
おっしゃいますが、その最たるものの一つが恋愛だとおっしゃいます。
でも、恋愛というのは、そういう幸福をもたらすこともあれば、身の破滅をもたらすこともある、
ハイリスク・ハイリターンなものであるとおっしゃられています。
この本の主題は、如何に恋愛を人生の幸福に結びつけるか、ということに尽きると思われます。
印象的だったのが、本田健さんは、恋愛の延長線上に結婚があるわけではない、と言い切って
おられることです。
むしろ、本質的に異なる要素を持つものであり、そこで上手く認識の変化をしていかないと、
破局につながるということを極めて論理的に語られています。
ここまで考えて恋愛をするのか、と言うと、難しい面もあると思いますが、意識のどこかに
この本の内容を置いておくと、恋愛によってより自分を高めることができるような気がします。
若い人には、是非一読していただきたい本です。