もし御社の公用語が英語になったら/森島秀明

もし御社の公用語が英語になったら

もし御社の公用語が英語になったら

 このタイトルを見てドキッとされた方、いらっしゃいますか?

 いろんな会社が英語を公用語にする、と宣言されたりしていて、いよいよ他人事として
笑っていられなくなりそうな世の中がやってこようとしています。

 ただ、この本は、じゃあ英語をどう学ぼう、ということをメインテーマにされている
訳ではなくて、どういう風にそういう環境に馴染んでいこう、という姿勢がメインに
なっているようです。

 会社で英語が公用語になる、というと、ついつい英語の習得のことばかりが話題に
なりがちですが、それよりもモノの考え方というか、英語的な思考法を積極的に取り
入れて行くことが重要なようです。

 その上で、優先して身につけるべき英語って言うのは、決して、いわゆるビジネス
英語って訳ではなく、自分の身の回りのことをしっかりと英語で言えるようにする
ことが大事だ、と指摘されているのが新鮮でした。

 セミって英語で言えます?じゃあ、キリンは、シマウマは?

 ディベートができても、こういうフツーのことがわからないと、人間同士としての
コミュニケーションが難しくなる場面もあるようですよ。