- 作者: 江上剛
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/05
- メディア: 単行本
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第一勧業銀行勤務を経て作家になられた方が、ご自身が走り始めてからマラソンに
ハマって行く様子をエッセイ的に描かれた本です。
ちょうど、ワタクシも江上さんが走り始めた頃に、マラソンを始めたのですが、
ワタクシは、基本的にずっと一人で走っているのですが、江上さんみたいに走る仲間
がいるのもいいなあと、ちょっと羨ましく思いました。
羨ましいというと、東京マラソンを走られた時のことも書かれていて、東京の市街を
走る溢れんばかりの喜びを表現されていて、電車の中で読んでいたのですが、羨ましさ
の感情を抑えるのが大変でした!(笑)
後は、東日本大震災後に、こんな時に走っていいんだろうかと言う逡巡や、放射線の
影響を心配して走るのを中止する仲間が出てくるところとか、リアルタイムで自分も
ちょっとアタマをかすめた考えがそこにあって、非常に親近感を感じました。