オシムがまだ語っていないこと/原島由美子

オシムがまだ語っていないこと (朝日新書49)

オシムがまだ語っていないこと (朝日新書49)

 確かに、南アフリカW杯では、ベスト16と言う結果は残ったけれども、そのサッカーを
みて興奮したか、と言われると、ハラハラはしたけどワクワクすることはなかった、と言う
のが個人的な感想になります。

 そういうこともあって、未だに、あそこでオシムが倒れていなければなあ、と言う繰り
言を、時々思い出したようにつぶやいたりしております…

 で、この本は、オシム氏がジェフの監督をしていた頃のジェフ番の記者の方が書かれた
本なのですが、普段の取材やインタビューを通じて、オシム氏の人となりを描く、と言った
側面が強く、タイトルで想像されるような、核心に迫ると言ったような感じではないです。

 でも、結構、考え方のコアみたいなところは伺えて、面白かったのは確かです。