勝負する英語/今北純一

勝負する英語

勝負する英語

 先日、『仕事で成長したい5%の日本人へ (新潮新書)』に感銘を受けて、
早速、今北さんの著書を再び手に取ってみました。

 「勝負する」ということなんですが、どういうことかというと、まあ言って
見れば、欧米人とのケンカの仕方、みたいな本です。

 語学の能力は一旦置いておいたとしても、日本人は欧米人と違って、ディベ
ートのトレーニングを受けていないこともあり、かつ、欧米人にとっては、
未だに、日本人は大っぴらではないものの、内心では蔑視の対象であるようで、
結構欧米人にヤラレっぱなしってことが多いようですが、そこを嘆く今北さん
による「ケンカ」指南です。(笑)

 と言っても、ケンカの美学みたいなものがあって、ムキになってやり返すのは、
スマートじゃないので、その時点で負けになって、要は、如何にスマートに、
しかも一撃で、相手がグウの音も出ないほどのダメージを与えることができるか、
ということを狙って、言葉を磨きあげて、しかも瞬時に、そういうことばを
紡ぎ出さないといけない、ということです。

 まあ、割とケンカっ早い性格というのもありますし、割とムキになりがちなんで、
こういう本を求めてました!って感じで、一気に読んでしまいました!