
- 作者: 松本幸夫
- 出版社/メーカー: 同文館出版
- 発売日: 2010/03/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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話し方やプレゼンテーションをテーマに数々のセミナーや研修をされて
いる方の著書です。
研修とかセミナーとかをやる時って、コンテンツの充実ということ、
本番に向けた準備をしっかりやること、ということで語られる本が多い
のですが、もちろん、この本にもそういうことは触れられているのです
が、この本で一番重視されているのは、受講者との関係性です。
まず、例えば社内講師を頼まれたとき、っていうことで、基本的には
見知った顔が多い状況なのですが、ある意味「講師としての威厳」を
保つことが成功の秘訣だとおっしゃいます。
だからと言って、偉そうにしろというわけではなくて、話をちゃんと
聴いてもらうための工夫の一つだと言うことです。
逆に、あからさまな「上から目線」も、話を聴いてもらえなくなる
リスクの一つのようです。
後は、セミナー自体への参加意識を高めることで研修効果を上げる、
ということのために、受講者に質問をすることで、アイスブレイクを
すると同時に、参加意識の向上させるとか、効果の高いアイコンタクト
の方法など、ちょっとした、でも効果が大きそうなヒントが満載です。
この本の通りにやれば、講師での成功間違いなし!と豪語される
だけあって充実した内容で、かつ読みやすい本でした。