- 作者: ディーパック・マルホトラ
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2011/11/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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『チーズはどこへ消えた?』の提示した明大に対して、いくつかの疑問点を投げか
けた本です。
『チーズはどこへ消えた?』を「素晴らしい本」だとして、迷路の中のネズミ達が、
その教えに従い、一旦チーズが消えても、すぐに行動を起こして次のチーズを見つける
という「効率化」を、ネズミ達のあいだにもたらしたものとして、一定の評価が与えら
れているようです。
ただ、物語の中で、「常識」にとらわれないネズミが登場し、そもそも目標とすべき
なのはチーズだけじゃないんではないか、とか迷路を所与の前提だとするのは間違って
いるんじゃないか、という命題を提示しています。
ただ、この本で腑に落ちないのは、そう考えた結果どうなんだ、というところを読者
に投げてしまっていて、「オチは?」って感じです。
まあ、そういうワークショップってアリだと思うんですが、本でこの形式はどうなん
ですかね?