
- 作者: 小阪裕司
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2012/10/26
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
小阪さんの扱われているテーマって、割と限られてて、同じエピソードがあちこちで
紹介されていたりしてて、いい加減食傷気味になりそうなんですが、何か読むたびに新
鮮なんですよね。
これまでの本は、割と事例紹介とともに語るものが多かったのですが、この本では
小阪さんがコンサルティングなんかで使われているツールも紹介されていて、かなり
再現性を意識したものになっています。
如何に、顧客にとっての価値を知らせるか、ということは、小阪さんの著作の多く
に共通するテーマなのですが、結構衝撃的かつ目からウロコなことが多く書かれて
います。
まずビックリしたのが、「顧客の新たなニーズに応えるために商品開発は必要ない」
ということです。
というか、移り変わりの激しい顧客ニーズの変化のたびにいちいち商品開発なんか
していられる程の体力のある企業なんて有り得ない!とおっしゃっています。
じゃあどうするか?
自分の商品がもつ潜在的な価値をお客様に伝えるということが必要だとおっしゃ
います。
それが、どうしても「顧客側に立った価値」にならないんですよね。
そのために、独自のツールを使って、顧客から見た価値にアプローチしていく
手法を紹介されています。
その他にも、「絆」とか魅力的なキーワードが散りばめられていて、いろいろ
紹介したいのですが、ちょっと文章がとっ散らかってますね…(笑)
お客様相手の商売をされている方は、是非一読してみてください。