リッツ・カールトンとBARで学んだ高野式イングリッシュ/高野登

リッツ・カールトンとBARで学んだ高野式イングリッシュ

リッツ・カールトンとBARで学んだ高野式イングリッシュ

 リッツ・カールトンの創立に関わり、そのホスピタリティを日本に広く
紹介した高野さんが語る、「体当たり英語学習法」です。

 高野さんは長年アメリカでホテルマンとして勤めておられて、当然ホテル
マンとしての業務で、フォーマルな英語を話すトレーニングを仕事を通じて
されていた訳ですが、それだけでは、なかなか1対1の人間同士のコミュニ
ケーションは難しい部分がある、とおっしゃいます。

 この本の中で、高野さんは「ストリート・スマート」と言う言葉を再三
使われておりますが、言ってみれば、「たたき上げられた洗練」とでもなる
のでしょうか。

 「スマート」の部分はホテルでも身につくのでしょうが、「ストリート」
でそれを身に付けるために高野さんが薦められているのが、BARでの
会話です。

 そこで、気取らない生きた表現を数多く学んだ、とおっしゃっておられ、
それがまた、ホテルでの業務にも活きたということです。

 あと、印象的だったのが、外国人として「活きた」英語を学ぼうとすれ
ば、ある程度「地雷」を踏むことは避けられない、「地雷」を踏むことで
「ストリート・スマート」としてのコミュニケーションができるというこ
とのようです。

 どうしても日本人は、英語を話すときに「失敗」を避けようとする傾向
がありますが、積極的(?)に「地雷」を踏んで、英語でのコミュニケー
ション能力を向上させましょう!?