ぶれない人/小宮一慶

ぶれない人 (幻冬舎新書)

ぶれない人 (幻冬舎新書)

 久しぶりに小宮さんの本です。

 菅氏が首相をされていた頃に、言っていることがそのたびに違うぞ、
みたいな感じで、「ぶれる」ということが取りざたされていたと記憶
していますが、最近は、あまりにも状況の変化が激しいからなのか、
政治家でもビジネスマンでも、「ぶれない人」にお目にかかることが
少ない、と言われます。

 では、そうすれば「ぶれない人」になれるのか、ということが、
この本で紹介されています。

 突き詰めて言えば、「正しい考え方」を持っていて、すべての行動
を「正しい考え方」に基づいて行えば、「ぶれない人」になれる、と
おっしゃいます。

 じゃあ、その「正しい」考え方というのはどういうものか、という
と、「世のため、人のため」ということになるようです。

 特に、ビジネスを行う際に、この観点が重要だということで、そも
そも「お金を稼ぐ」ということは、「世のため、人のため」になった
「結果」としての報酬が、「お金」ということになるのであって、
最初から「お金を稼ぐ」ことを目的にしてしまうと、逆にあまりお金
を稼ぐことはできない、というか、早いうちに頭打ちになってしまう
とおっしゃっています。

 「正しい」考え方ということで、この本の中で再三、論語の内容が
紹介されていますが、現在の複雑な状況においても有効だ、というこ
とが、逆に「正しい考え方」というのが普遍的なんだなあ、というこ
とを感じさせられました。