「また、あなたと仕事したい!」と言われる人の習慣/高野登、志賀内泰弘

 リッツカールトン出身の高野さんの著書です。

 「また、あなたと仕事したい!」と言われるということと、ホテルでお客様
をもてなして、「また、宿泊したい!」と思われることは、当たり前かもしれ
ませんが、共通点が多いようです。

 サービス業でお客さんと日々接している人でなければ、仕事の中で相手を
「もてなす」という発想はあんまりないのかもしれませんが、そういう意識
で仕事をすることが、「また、あなたと仕事したい!」と思ってもらえる
大きな要素になるようです。

 相手がお客さんであれ、上司や部下や同僚であれ、しっかりと相手が、今
何を望んでいるのか、ということを意識して対応することを重ねていくこと
で、相手自身が意識していないにもかかわらず潜在的な要望にすら応えるこ
とができるようになってきて、そうなることが「また、仕事をしたい!」と
いうことになるようです。

 印象的だったのが、ちょっとぐらいおせっかいかな、っていうこともして
みてもよい、ということで、もし、それで相手のリアクションが悪ければ、
今後やらなければいいだけだ、と割り切って、とりあえずやってみることが
重要だということです。

 なかなかホテルマンのようにはなれませんが、ちょっとずつ意識しておく
ことが大きな違いになるのかもしれませんね。