働く理由／戸田智弘

働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。

　続編を先に読んでしまって、ようやく正編を手にできました。

　まず、好きを仕事にする、ということが語られます。

　その場合、好きなことを、「娯楽」「趣味」「特技」に分けて考えた方がいいと
おっしゃいます。

　「娯楽」のレベルだと、単なる息抜きで、受動的に接しているレベルで、「趣味」
のレベルになると、自分の時間やお金を使って、積極的に関わっていくことになり
ますが、その段階ではまだ、仕事には出来ないということです。

　それが、他人に負けないレベルになって、「特技」と言えるようになって「仕事」
にできる、ということになるようですが、そのためには持続的な努力が必要になる
ということで、「特技」となって初めて、好きを仕事にするためのスタートラインに
立ったと言えるようです。

　その他にも、仕事とオフとの考え方など、「働くこと」について様々な示唆に富
んだ指摘があります。

　ちょっと仕事の曲がり角にいる方は、是非とも手にとってください。