- 作者: 理央周
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2011/09/09
- メディア: 新書
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先日、『ひつまぶしとスマホは、同じ原理でできている (日経プレミアシリーズ)』
が面白かった理央さんのデビュー作を手にとって見ました。
「サボる」って言うと語弊があるというか、ワザとこういう
議論を呼び起こすような言い方をされているんだと思うんです
けど…
理央さんは、仕事を「こなす仕事」と「創造する仕事」に
分けられて考えられているんですけれども、ここでいう「サボる」
というのは、「こなす仕事」をしない時間帯を「予約」してし
まって、ある程度まとまった時間が必要となる「創造する仕事」
をあらかじめ割り当てるようにする、ということのようです。
ついつい日々の「緊急かつ重要度の低い」仕事に流されて、
長い目で見たら貢献度の高い仕事を後回しにしがちですが、
小手先の時間管理術よりも、「創造する仕事」をキッチリこな
しておけば、おのずと、そういうことに振り回される状況が
なくなってくるはずだ、ということです。
また、そういう考え方で仕事をする際に重要なのは、ちゃん
と自分の中での優先順位付けができていることだということ
です。
ワークライフバランスって言いますが、流されていると、
ちゃんと家族との時間も持てなくて、関係が破綻してしまう
リスクを負っているということを、しっかり認識しておくべき
だと、いうことのようです。
いい意味で手抜きをして、より充実した人生を送るのに役立
つ本だと思いますので、是非ご一読の程を!