クラウド時代のタスク管理の技術/佐々木正悟

クラウド時代のタスク管理の技術―驚くほど仕事が片付いてしまう!

クラウド時代のタスク管理の技術―驚くほど仕事が片付いてしまう!

 ハックスシリーズでも多くの著書のある佐々木さんの著書です。

 こういうタスク管理に関する本って結構見てきましたが、この本はスゴい
ですよ。

 まず、タスク管理とスケジュール管理を混同している人が多いということ
ですが、タスクと予定を混同することによって、実現性のあるタスクもしく
はスケジュールの管理が難しくなるということです。(まあ、詳しい違いは
本を読んでみてください…(笑))

 で、何がすごいか、というと、一点目はまず、タスク管理のツールに自分
のタスクを、「こんなもタスクなの?」っていうもの…例えば、極端に言え
ば、食事をするとか、風呂に入るとか、一定の作業を要するもの…をすべて
ぶち込んで、日々の実績を元に、各タスクの所要時間を見積もって入力して
おくということです。

 もちろん、各タスクの期限とか前後関係とかも加味して管理しておくので
すが、なぜそこまでするか、というと、そういうタスク管理を自分の頭で
行おうとすると、我々自身が想像するより遥かに重い負荷が脳にかかってい
て、それがストレスになる可能性も高いようで、タスク管理の負荷から脳を
開放することで、ストレスで精神的に追い込まれるリスクを軽減することと、
ひいては、クリエイティブな作業に注力すること、そして、安心感を持って
仕事をすることができるということです。

 最初の仕込みは結構大変そうなんで、引いてしまうかもしれませんが、
これできたらすごいだろうなあ、と思わされます。