最速で結果を出す人の「戦略的」時間術/理央周

最速で結果を出す人の「戦略的」時間術 (PHPビジネス新書)

最速で結果を出す人の「戦略的」時間術 (PHPビジネス新書)

 最近お気に入りの理央さんの著書です。

 『サボる時間術 (日経プレミアシリーズ)』に続く著書で、
内容的にも続編的なものなんですけど、前作のユーモラスな雰囲気は影
を潜めて、割とシリアスなトーンです。

 まず、「最速で結果を出す」ためにどうすればいいか、ということで、
非常にシンプルで、ちょっと身も蓋もないことをおっしゃいます。

 「何をいつまでにやるべきか」

ということを常に意識しておくということなんですが、多くの人が様々
な「ノイズ」にさえぎられて、このシンプルな原則を守り続けることが
できていない、といいます。

 どんなに複雑に見える仕事でも、上記を強く意識しておけば、「ノイ
ズ」に一旦は引きずられたとしても、ふと「正気」に戻れば、また目的
に向かって最短距離を走れるということです。

 ブレイクダウンすると、
・目標値の設定
・時間軸の設定
・念押しと軌道修正のタイミング
を決めておいて、常にそれを意識しておくことで、「最速で結果を出す」
ことができるようです。

 まあ、いろいろとテクニックも書かれていますが、言ってみれば「ノイ
ズ」に引きずられた場合の軌道修正の方法もしくは、「ノイズ」に引きず
られないようにする方法、なんでそれはそれで参考になります。