- 作者: 小宮一慶
- 出版社/メーカー: すばる舎
- 発売日: 2010/10/20
- メディア: 単行本
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これも今となっては、言ってみれば、小宮さんのプロとしてのテクニックを披露する本
なんで、ちょっと期待しつつ手にとってみました。
タイトルは、「アウトプット術」なんですが、小手先でどうのこうのということがメイン
ではなくて、本質的な部分からのアプローチが印象的です。
まずアウトプットをする上で一番重要なのが、「読み手を意識する」ということを挙げら
れていて、読み手に価値がある(バリュー)ことを、ココロに残る(インパクト)ように表
現することを考えることだとおっしゃっています。
そういうことをするための前提として、普段から印象に残ったことをメモするクセをつけ
ておくことの重要性も併せて示唆されています。
それよりも、個人的に印象的だったのは、インプットの重要性を、「アウトプット」に関
する本であるにも関わらず、感覚的に半分くらい解説されていることだったりします。
このインプットに関する部分については、『ビジネスマンのための「数字力」養成講座 (ディスカヴァー携書)』
の内容とまるっきり被っている部分が多かったりするのですが、「関心」と「仮説」を持っ
ていることが、良質のインプットにもつながるようです。