
- 作者: 石原加受子
- 出版社/メーカー: すばる舎
- 発売日: 2011/05/20
- メディア: 単行本
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心理カウンセラーの方による、アンガーマネジメントの本です。
ひょっとしたら心理学的には一般的なのかもしれませんが、パッとこの本を読み
始めたときには、ちょっと意外な感じがしました。
「しつこい怒り」に悩まされる人というのは、我慢しがちだというのは理解でき
るんですけど、「他人本位」になっているということなんです。
「他人本位」というのが、最初よくわからなかったのですが、読んでいるうちに、
他人の行為、言動に意識が言ってしまって、自分がどうしたいかということの意識
が薄くなっているということです。
ようするに、自分が気に入らない他人の行為、言動に自分の感情が左右されてし
まって、主体的な意志形成がしにくくなっているために、感情のコントロールがう
まくいかなくなっているということです。
ワタクシ自身も、周囲の人の無神経だったり非常識だったりする振る舞いに腹を
立てることが多いので身に積まれさるのですが、そういう時には、自分がいまどう
したいかということにフォーカスして、どうすれば自分のやりたいようにできるか、
というふうに考えることで、そういう「怒り」の感情がコントロールできるように
なるそうで、ある意味コロンブスの卵的な内容で、ちょっと感心しました!