サラリーマン「自動集金化計画」/午堂登紀雄

サラリーマン「自動集金化計画」

サラリーマン「自動集金化計画」

 午堂さんの投資関連の本ですが、個別の投資戦略もさることながら、
午堂さんが考える、サラリーマンのための手間のかからない投資戦略
を紹介されています。

 それが、FX→CX(現物先物取引)→不動産取引ということだそ
うで、資金の充実度合いによって、徐々にFXから初めて、資産が
増えていくに従って、CXを追加し、最終的に不動産投資を手がける
ことで、本業があるサラリーマンがあまり手間を取られずに、「自動
集金」ができるということのようです。

 いずれも、世間的にはリスクが高いと思われる投資商品なのですが
適切にリスクをコントロールする手段があるということで、この本の
中でも、各投資商品のリスクコントロールの要諦を紹介されています。

 不動産については、以前紹介した『ほったらかし不動産投資で月50万円稼ぐ!
と被るので割愛しますが、ワタクシがちょっとカジッたことのあるFX
については、自動的な取引ができるようになる、IFD(イフダン)注文
の活用はともかく、レバレッジを高くするとか、ナンピン買いの活用な
ど、一般的な投資のセオリーからすると、「えっ!?」と思うことが多い
のですが、よく読んでみると、なるほどなあ…と思いました。

 あと、CXについては、昔から「大豆で首をつった」見たいな話を
よく聞くので、全然知ろうともしなかったのですが、意外ととっつき
やすい要素なんだということを紹介されています。

 大豆とかはともかく、金に関してはちょっと考えてみてもいいかも…

 いずれにせよ、そういうリスクコントロールを前提にして、こうい
う、ある程度積極的なリスクテイクが必要なんでしょうね。