小山薫堂 幸せの仕事術―つまらない日常を特別な記念日に変える発想法
- 作者: 小山薫堂
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/08/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ひっさびさに薫堂さんの本です!
ワタクシ、この方の本と言うか、ものの考え方が大好きなのですが、
あまり著書が多くないですし、多才な方なんで、グルメ本(まあ、
こちらはこちらで興味津々なのですが…)や映画に関する本など、
いろんな分野で本を書かれているので、なかなかお仕事に関する本を
読めないのですが、「おくりびと」や「くまモン」で改めて名を馳せ
た後に書かれた「企画術」に関する本です。
どうすれば「企画」ができるようになるか、について、
・どうやったら企画ができる体質になるか?
・アイデアの発想法
・アイデアをいかに商品にして、世に広めていくか
とフェイズを踏んで解説されています。
薫堂さんは、「企画」とは、突き詰めていくと「サービス」であり、
「どれだけ人を楽しませてあげられるか、幸せにしてあげられるか」
だとおっしゃっておられます。
「企画」と言うと、どうしても仕事と結びつけて考えてしまって、
大仰になってしまうところがあるのですが、薫堂さんが、再三紹介
されている、周囲の人に「サプライズ」で喜んでもらう、と言うのも
立派に企画だということです。
そのためには、「相手」をフォーカスする必要がありますし、
フォーカスした相手をよくよく観察して、どうしたら喜んでくれる
かをよくよく考える必要がある、ということです。
また、重要なことなんですが、「企画」は実行して初めて、血と
なり肉となる、ということで、些細なことでも、「企画」して、
実行することが、「企画」体質になる近道のようです。