
不動産投資「やっていい人、悪い人」──年収200万円時代に備える (講談社+α新書)
- 作者: 長嶋修
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/05/21
- メディア: 新書
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個人向けの不動産投資のコンサル会社を経営されている方の著書です。
タイトル通り、冒頭の方に不動産投資への適性に関するチェックテストがあったり
します。
向き不向きで言うと、他の投資ポートフォリオと比較して、不動産投資は「事業性」
が強いと言われていて、他の投資だと投資案件を取り巻く状況について、投資家自身
が関与して条件を変えていくことはできませんが、不動産投資については、リフォー
ムや管理会社への働きかけ、物件のプロモーション活動など、投資条件の改善に積極
的に関与できることから、「マメ」な人が向いているとおっしゃいます。
まあ、不動産投資でも、管理会社まかせっきりというスタンスもあるんですが、ある
程度積極的に関与していく方が、成功確率が上がっていくとお考えのようです。
不動産投資の物件取得〜管理の数段階の過程でいろんな課題があると思うのですが、
この方は、物件取得にかなり重点を置いてお話をされています。
特に、見た目はパッとしないけど、ちょっと手を入れることで魅力的な物件にできる
ようなものを志向されているようで、物件の状態チェックの観点について、かなり深く
触れられています。
なので、目指せ高利回り物件、と言う方には、是非とも手に取っていただきたい内容
でした。