- 作者: 川本裕子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2010/12/09
- メディア: 単行本
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マッキンゼー時代の勝間和代さんの会社の先輩としても知られる
経済学者の川本さんの「母親」としての著書です。
この本は、ものごころついて、自分で本を読み始めるようになる
小学校低学年くらいまでに、読み聞かせするのに適した本を、ご自
身の経験を踏まえて紹介されている本です。
子供たちが幼稚園や学校で経験するであろうことを、月ごとに
整理して、そのシチュエーションに合った本を紹介されています。
ウチの娘たちは、現在、上が小学校4年生で、下が1年生で、上
は完全に読み聞かせは卒業していて、下もボチボチ自分で本を読み
始めていて、読み聞かせは卒業かな、という頃なんですが、上の子
の読み聞かせを始めてから8年余り、この本の中で紹介されている
本と、自分が読み聞かせした本も結構被ってて、懐かしいなあ、と
思いつつ読み進みました。
でも、この本のように、子供たちが経験するであろうシチュエー
ションに併せて、絵本の位置づけをして紹介をされると、絵本の
読み聞かせって、本に親しんでもらうということ以上に、実際に
体験していないことを経験するにあたって、ずいぶん心強い支え
になっていたのかな、と思います。
特に、友達との付き合い方なんか、思い通りに行かないことに
どう対処していったらいいのか、といったことなど、まあ、考えて
みれば当たり前なのかもしれないのですが、実生活に即した「教育」
のひとつなんだなあ、ということを改めて認識させられました。