時間のない僕らが、「英語を話す」ためにすべきシンプルな方法/関口雄一

時間のない僕らが、「英語を話す」ためにすべきシンプルな方法

時間のない僕らが、「英語を話す」ためにすべきシンプルな方法

 “グロービッシュ”の関口さんの本を再び手に取ってみました。

 もちろんこの本も底辺には、グロービッシュの考え方が流れて
いるのですが、そのコンセプト自体を全面に押し出すのではなく、
如何に効率的に、しかもお勉強お勉強しないような形で(要は、
継続できる方法で…)、必要となる英語のスキルを身に付ける
か、ということにフォーカスした本です。

 そのための方法論というのが、

・必要な内容に注力する
・英語を学ぶのではなく、英語で学ぶ

ということです。

 「必要な内容に…」という意味合いでは、関口さんがフォー
カスされているであろうビジネスパーソンに向けて、こういう
シーンで、こういうやり取りを、できるだけ語彙数を絞った
カタチで身につけるということで、takeやhave,makeなどシンプル
なんだけど「深い」動詞の実用的な使い方を紹介されています。

 個人的には、2つめの「英語で学ぶ」ということのための
マテリアルがふんだんに紹介されているところが有益で、特に
選りすぐりのプレゼンが紹介されている、TEDの紹介がうれし
かったです。

 あと、読むことや書く事も同様にステップを踏んだ学習の
プロセスが紹介されているので、「英語を話し」たいビジネス
パーソンの方にとっては、知名度こそ、本田直之さんや、
グーグルジャパンの村上さんに及ばないかもしれませんが、
英語学習論という意味では、同レベルの重要性がある本ですよ。