自分のアタマで考えよう/ちきりん

自分のアタマで考えよう

自分のアタマで考えよう

 2冊読んで、両方とも好印象だったので早速3冊目を…

 ということで、ちきりんさんの「思考の技術」に関する本です。

 冒頭に紹介されている架空のシーンですが、ありがちですよね…

 忙しくしてて、いろいろ考えいているつもりが、実は、あんまり内容が
なかったってこと…

 この本では、ちきりんさんが「考える」ということについて、いろんな
方法を紹介されています。

 まず、そういう方法を学ぶ前に、いかに「知識」が「思考」の邪魔をし
ているかということを警告されています。

 確かに、「知識」があることで、「思考」を省略しうる場面ってあるん
ですが、そういう「知識」を過度に当てはめすぎると、「思い込み」にな
ってしまいかねない、ということです。

 だから、そういう「知識」を活用しつつも、ちゃんと物事を多面的に見
るということを、常に頭の片隅においておかないと、「知識」のワナに陥
って思考停止になってしまう、ということのようです。

 あとは、テンパっても「考える」ことができるように、「比較」や「2
軸のマトリックス」等、おなじみのテンプレートを使った考え方と、それ
が使えるシーンを紹介されています。

 加藤昌治さんの「考具 ―考えるための道具、持っていますか?
の時にも感じましたが、「考える」って、自然にやっている気がするんで
すけど、結構スキルがモノを言うんですね!