- 作者: 生島淳
- 出版社/メーカー: ベースボールマガジン社
- 発売日: 2012/12
- メディア: 単行本
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箱根駅伝に関わった監督や選手の発した言葉を手掛かりにして
箱根駅伝の取材を重ねてきた生島さんが、箱根駅伝の「深み」を
語ったエッセイ集といった感じの本です。
監督の言葉からは、如何に箱根が難しいのか、ということが
切々と感じられます。
今でこそ、箱根に出るような大学というと、長距離のエリート
と思われていると思いますが、ちょっと前までは、箱根を走る
ランナーも監督が締めないと、結構自堕落な生活を送っていた
らしいことに驚きます。
あの瀬古さんも、練習前にビールを買っているところを目撃
されていたこともあったようですし…
それにしても、自分が走るようになってからと、実はワタクシ
の遠い親戚が、ここ数年箱根を走っていることで、箱根への興味
が急上昇中なんですが、こういうエピソードを聞けば聴くほど、
興味が増します。
オリンピックのマラソンでの世界への対抗ができないことへの
元凶だと、最近責められることもある箱根ですが、その当否は
ともかくとして、それはそれでいいじゃない、と思ってしまう
くらい、興味急上昇です!