世界に1つだけの英語教科書/西巻尚樹

<英語のカンを一瞬にしてモノにする!>世界に1つだけの英語教科書

<英語のカンを一瞬にしてモノにする!>世界に1つだけの英語教科書

 タイトルで気になっていたのですが、ペラペラってめくって
こりゃダメだと思って放置しておいたのですが、英語学習中で、
英語に関する本を買うのが好きな同僚が貸してくれたので、手
にとって見ました。

 結論から言うと、第一印象って、やっぱりスゴイね、という
ことでした。(笑)

 冒頭に、「この本は、本来、初めて近代教育制度が敷かれた
明治の学制(1872年)が公布されたときに、出版されているべき
本でした。」という大仰な煽りから始まります。

 要は、ネイティブのロジックで文法を語られても、日本人に
は感覚的に理解できないでしょ、だから日本人がわかるロジック
に置き換えて考えましょ、ということです。

 で、英語は、SVO(主語+動詞+目的語)とかじゃなくて、
SVOP(主語+「判断語」+「対象語」+「叙述語」)なんだそ
で、こういうのを駆使したのがVSOPなんですって…

 まあ、わかりやすくしようとする工夫はいいんですけど、
こういう風に英語をこねくり回そうとする態度が、英語を
「使えない」人を生み出す一番の要因じゃないの?と思ったの
は、私だけ?