遠足型消費の時代/中沢明子、古市憲寿

 この本は「お父さん」に、昨今の女性の消費スタイルについて解説
する本です。

 誰が「お父さん」かというと、冒頭に、DEAN&DELUCAコストコ
IKEAを知ってるか?というチェックリストがあって、チェックが5つ
以下の人が該当するそうです。

 で、「遠足型消費」って言うのは何か?というと、「海外旅行型
消費」との対比で、日常生活の延長線上にあるんだけれども、ちょっ
と非日常で、消費やレジャーを体験型で楽しむスタイルのことを言う
ようで、キーワードとして、再三「キラキラ」という言葉を使われて
います。

 なぜ、ユニクロじゃなくてH&Mなのか、ニトリじゃなくてIKE
Aなのか、フツーのスーパーじゃなくてコストコなのか…

 その答えが、「キラキラ」なんだそうです。

 H&MやIKEAやコストコに行くことによって、ちょっとした
日常からの脱却を感じることができる「仕掛け」によって、女性たち
に支持されるということで、具体的に、その「仕掛け」を紹介され
ています。

 なにも、それらの「仕掛け」は、女性だけが楽しめるものではなく、
例えば、コストコに一度いった人は、男性であっても結構ハマッて
しまうようです。

 こういうのを女性だけに独占させておくのは、もったいないと
思いませんか?