- 作者: 大石哲也
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2012/12/05
- メディア: 新書
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多くの企業で、SNSを立ち上げているかと思いますが、ほとんどが期待した
ような成果を上げられず、最悪の場合は更新もされずに放置されているかも
しれません。
SNSは入り口のハードルが低いので、SNSの知識のある、多くの場合は若手
の社員に片手間にやらせようとしがちなんだと思いますが、しっかりとした
戦略の下に進めていかないと、期待した成果が上がらないばかりか、タイト
ルにあるように、会社を存亡の危機に晒す事にもなりかねないようです。
何を大げさな…と思われるかもしれませんが、この本の中でも企業SNSが
引き起こした「炎上」の事例が紹介されており、対岸の火事ではないことが
十分理解できると思います。
SNSの運営をするには、しっかりと「誰に向かって、どういうことを伝え
るのか?」ということを、マーケティング戦略の一環として設計すること
が必要であり、SNSをすることによって売上が上がる?といった過度という
か、的外れな期待をしないことが肝要のようです。
それじゃ、SNSなんかやらない!という話にもなりそうですが、やらなけ
れば影響を受けない、とも言い切れない事例も紹介されており、今や避けて
は通れないモノとなりつつあるようで、しっかりと向き合う必要があるよう
です。
特に、中小企業にとっては多大な設備投資をすることなく、多くの潜在
顧客と直接コミュニケーションを取ることができる可能性が広がる機会で
あり、こういった本を参考にして、前向きに取り組んでみては如何でしょ
うか?