- 作者: 古田敦也
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2009/10/16
- メディア: 新書
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古田さんらしいタイトルだなあ、と言うのがパッと見の感想なのですが…
やっぱり一流のアスリートであるから、それなりの決断をしてこられたは
ずなんですが、それを「自分のやり方」に凝り固まるんじゃなくて、自分に
とって何が一番いいんだろう、ということで、色んな要素をちゃんと見極め
た上で、最終的に「決断」して選び取るということなのでしょうか…
一見、「優柔」の部分ばかりに目がいってしまって、「決められない」と
写りかねないところですが、一旦決めたからには、それを貫き通す、という
ところが、「優柔不断」との違いでしょうか?
だから古田さんが、大学卒業時にドラフトにかからなかった時や、兼任監
督を引き受けた時、選手会会長としてストを行使した時など、難しい「決断」
を幾度も迫られていますが、キッチリとこなされてきているのは、自分なり
にちゃんと納得した上で、「決断」をしているからなんだな、と思わされ
ます。
こういう風に、ちゃんと自分のアタマの中でいろんな条件を考えるという
ことが、長い目で見た成長につながるだな、ということです。
タイトルだけじゃなくて中身も古田さんらしいなあ、という本でした。