
- 作者: ひすいこたろう
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2010/12/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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タイトルまんまですが、幕末の志士にターゲットを絞った「名言セラピー」
なんですが、坂本龍馬、高杉晋作、吉田松陰を中心に、幕末の志士たちの残し
た言葉を手がかりに、読者が自分の中にRevolutionを起こすことを意図して
書かれた本のようです。
ひすいさんによると、幕末は「日本史上、最高にカッコいい男たち」が
出現した時代だということですが、この本では、それをただ単に歴史上の
こととして扱うのではなくて、歴史好きの厳格な人からしたら「ふざけるな!」
と怒鳴りたくなるくらい、ちょっとコミカルに描くことによって、我々と同じ
ような市井の人間だったということを思い起こさせるとともに、よりその「志」
のいじらしさというか、切迫した感じを却って痛切に感じます。
そういった「フツー」の人たちが、尋常じゃない「志」を持つことで、
「尋常」じゃないことを成し遂げるということを描き、読者である我々も、
龍馬や、松陰、晋作を「好き」になって傾倒することで、自分の中の「変革」
を起こすことができるかもしれない、ということです。