
- 作者: 佐藤留美
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/02/15
- メディア: 単行本
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とうとう資格もここまで言われるようになりましたか…
最近話題になっている本ですが、従来から「資格無用論」みたいなことを
言われていましたが、とうとう「有害論」までささやかれるようなったこと
の表れなんでしょうか…
この本では、司法試験、公認会計士、税理士といった、かつては、合格す
れば、一生安泰とも言われていた資格が、もはや取っただけでは食えない
というだけではなく、よほどの才覚と幸運が無い限りは、ろくに仕事すらな
い状態だということを、それぞれの有資格者へのインタビューを通じて紹介
されています。
司法試験なんか、国策で有資格者を増やすということで、法科大学院の制
度を立ち上げたのが、もはや有名無実化していて、しかも弁護士を増やした
分だけ、食えない弁護した増えている、しかも、決して司法試験のハードル
自体が下がったわけではない…こんな事実を知ったら、誰が司法試験を目指
すのでしょう、という感じです。
ワタクシが知っている「資格」ということでは、TOEICが取り上げられてい
ますが、状況を知ってるだけに、ハイスコアを取ってても喋れないという、
ありがちなことに終始してて、ちょっと皮相的な内容で残念でした…と言う
ことは、他の資格に関する記事も、そのレベルってこと??
まあ、タイトル勝ちですかね…