40歳からは「この資格」を取りなさい/高島徹治

 先日、『資格を取ると貧乏になります (新潮新書)』と言う本を紹介
しましたが、真逆の本を紹介します!(笑)

 「40歳から」というのがミソなのですが、なかなか先行きが不透明と
なってしまったサラリーマンとしての行く末ですが、特に40歳以上の
人にとって、そのコスパを厳しく問われるようになり、それなりに高い
給料に見合うパフォーマンスを見せていないと、リストラ候補ともされ
かねない状況に陥ることが多いようです。

 そういった不安のなかで、資格をとることにより、自分自身のスキル
に関するシグナリングを行い、会社に対して、わかりやすく示すととも
に、自分のスキルを客観的にすることで、自分自身への「自信」にも
つなげよう、ということです。

 特に、「40歳から」ということで、自分自身がそれまで蓄積したス
キルに関連したもの、もっと言えば、ちょっとした積み上げにつながる
ものを取得することで、会社で一目置かれるとか、会社で振り向かれ
なければ、転職や起業につなげることも視野に入れて、戦略的な対応
につなげることができるようです。

 まあ、中身を読んでいれば、気休めに過ぎないなあ、という内容も
無きにしもあらずなのですが、そういう風に自分の行く末を戦略的に
描いてみる、その中で何かの資格がフィットすれば…ということは
仮にフィットしなくても、そういう思考をしてみることに意義がある
のかもしれませんね…