とまらない／三浦知良

とまらない (新潮新書)

　『やめないよ (新潮新書)』の続編は、「とまらない」って相変わらず
シャレてますよね。

　ずっと続いている日経新聞のエッセイで、トーンも相変わらず飄々と
していて楽しく読めるのですが、より枯れた感じがしてくるのは、こっ
ちの先入観なんでしょうか!?

　そんな中で、あの震災後のチャリティマッチのゴールについて語った
ところがあるのですが、「思いに運ばれた」という風におっしゃってい
るのですが、そこで闘莉王から出たパスに「フォワードとしての本能」
を出せるのは、やっぱり未だ、弛まぬ鍛錬を続けているからに他ならな
いのでしょう。

　あと、震災後に朴智星が主催したチャリティマッチに、「カズさん
とサッカーをするのも最後かもしれないから」といっていたことを
人づてに聞いて、「どっちが？」と返すところで笑ってしまいました！
（結局、朴智星の方が先に引退してしまいましたね。）