- 作者: 児玉光雄
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2010/09/22
- メディア: 文庫
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イチローを始めとして、アスリートのコメントなんかとその実績を
絡めて、自己啓発本的な位置づけをする本を数多く出されている、
テニスのコーチでもある児玉さんの著書です。
よくそこまで深読みできるなあ…と思うところも無くはないのです
が、まあ、それは置いといて…
で、その児玉センセイによると、多くの成功者の思考法というのが、
結果志向ではなくて、プロセス志向なんだということで、イチローも
その例外ではない、ということです。
なんでプロセス志向が成功者に多いのか、プロセス志向と成功との
関係性とか、イチローの発言のどの辺がプロセス志向なのか、とか
ということが語れれていなかったりして、ツッコミどころ満載なので
すが、まあ、それもそれで置いておいて、イチローの言葉そのものを
純粋に楽しんでみたいと思います。
一番印象に残ったのが、第2回WBCを前にして、「タイトルを守る」
的な発想では後退につながる、改めてタイトルを奪いに行く、くらいの
つもりでいないと、といった趣旨の発言をされています。
また、4打数4安打で終わった日のコメントで、こんな日は早く終わっ
て欲しい、といった趣旨の発言…好成績に浸ってしまう自分を戒めて
いるのか…
決して、結果を出したことがあすの結果にはつながらないことを
よく認識している、そのことがスゴいなあ…とつくづく思います。