光と影の法則/心屋仁之助

光と影の法則

光と影の法則

 今話題のセラピスト、心屋さんの著書です。

 結構、キビしい親にしっかりと躾けられて育って、結構有能で
どっちかというとバリバリと仕事をこなすタイプのOLさんが
主人公なんですが、上司が代わったのを機会に、仕事がうまく
行かなくなり、連鎖的に家庭もギクシャクした時に、どうその状
態を抜け出るか?ということをストーリー仕立てで描いた本です。

 キビしく躾けられた人って、割と自分で問題を解決してしまお
うとして、他人を頼ることを良しとしない傾向が強いかな、と
思うのですが、そのことが冷たい人という印象を与えてしまって、
却って信頼感を失ってしまうことがあるようです。

 そうなると周辺との距離が生まれてしまい、「私は頑張ってる
のに!」と自分の殻に閉じこもってしまい、負のスパイラルに
陥ってしまい勝ちになるようです。

 そういう人に対して、周辺の人に頼るということは恥ずかしい
コトではなく、却って信頼関係を深めることにもなるんだよ、と
いうのが、この本のメッセージかな、と思うのですが、この辺り、
ワタクシ自身にも思い当たるフシがあるので、ちょっとイタッと
思いながら、読みました。