まわりの人を幸せにする55の物語/福島正伸

まわりの人を幸せにする55の物語

まわりの人を幸せにする55の物語

 この本は、福島さんが体調を勤める、人知れず社会貢献活動を行う「国際
救助隊」の活動にまつわるエピソードを集めた本です。

 道に落ちているゴミを拾ったり、電車でお年寄りに席を譲ったり、ホンの
些細なことであっても、恥ずかしかったり、何か偽善を働いているような気
がしたりと、意外と「いいこと」をするのは、自分との戦いがあったりする
ような気がします。

 でも、イザやってみると、周りの雰囲気が和らいだり、ふと微笑ましい
キモチになったりと、自分にとっても気分がよくなることが多いようで、
それだったら、そういう最初のハードルをみんなで越えてしまおう!という
ことのようです。

 だから、ホンの小さな、他人に気づかれないことから始めていこう、と
いうことなんですが、それでも、そういうことをやっている人がいると、
周りも段々と、あんまりヒドイことはできなくなっていって、引いては
地域や、もっと言えば、もっと広い世界が善意で満ち溢れることにつなが
るかもしれない、ということのようです。