父親がわが子に必ずやっておくべき30のこと/中島孝志

 中島さんの子育てに関する本です。

 でも、「子育て」っていう感じではなくて、自分の子供という「一人の人間」
と、どう対峙するか、ということについて書かれているような気がします。

 子供って、小学生くらいであっても、時折ビックリさせられるぐらい深い思
索を巡らして行動している時があります。(結果として現れた行動が、見た目
としては、バカバカしいものだったとしても、です)

 そういう思考というのは、オトナになって社会人として生きていく上でも
重要であって、そういうところは活かして行くべきなんですけど、オトナの
方が、子供を見くびっていて、心無い言葉で、そういう深い思索を台無しにし
てしまうことがあるようです。

 だから、見た目上、バカバカしかったり、情けなかったりするかも知れません
が、子供をひとりの人間として尊重した上で、どう考えて、なぜそういうこと
をするのか、ということを聞いてみることが重要なのかもしれません。

 我々、親が考えているよりも、子供はずっとずっとオトナなのかも知れません
ねぇ…