- 作者: 藤巻幸夫
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2004/02
- メディア: 単行本
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同一著者ループモードに入ります。(笑)
伊勢丹時代に、「カリスマバイヤー」と言われた藤巻さんですが、どう
やったら売れるか、ということを考えるよりも、自分が心底欲しい!と
思うものを売る、という考え方だったようです。
よく、「お客さんのために」や「お客さんの目線で」ということが言わ
れていて、ゴッチャになっているような気もしますが、これら2つの言葉
は全く別のベクトルだ、と指摘されています。
「お客さんのために」というのは、いくらお客さんのことを考えていて
も、あくまでも「売り手」の立場としてのことに過ぎないですし、それが
本当に「お客さんのために」なるのかはわかりません。(というか、そう
なっていないことの方が多いですよね…)
それに対して、「お客さんの目線で」というのは、自分がお客さんの
立場にたって、どう感じるか、ということで、そういう意味で、自分が
買いたい、とお客さんの立場で思うものを仕入れていた、ということの
ようです。
そのために、心底惚れ込むことができるようなものを追い求める努力
はすさまじいものだったようです。
簡単に言いますが、やっぱりそういう風に「お客さんの目線」を持て
る人というのは、稀有なんでしょうね。