名だたる外資系企業でトップを勤めてこられた新（あたらし）さんの著書です。
新さんといえば、ワタクシにとってはNHKのラジオ講座のぜんぜん易しくない
「やさしいビジネス英語」の土曜日で、アシスタントが英語のネイティブ・スピ
ーカーの方で、日本人の新さんが、チョー日本語アクセントの英語で15分ずっと、
ビジネスに関する話をするという番組だったのですが、その頃、そこまでリスニ
ングのチカラは無かったはずなのに、かなり迫力かつ説得力に満ちた話し振りで
感銘を受けた、ということを思い出します。
この本は、今ほどビジネス系の自己啓発本が一般的では無かった1997年の出版
の本と言うことで、本の構成とか、読みやすさとか、が最近のものほど洗練され
ている訳ではありませんが、叩き上げで超実力主義の外資系企業に切り込んでい
った草分けたる新さんらしく、「カラダで覚えた成功の法則」という迫力があり
ます。
だからといって、今の「整然とした成功法則」とかけ離れたモノなのか、とい
うと、かなり近いモノで、経験則を中心にしながらも、こういうロジカルなモノ
を身に着けていたということが、サスガだなあ…とうならされます。
