じぶんリセット/小山薫堂

 

 

 久々に薫堂さんの本です。

 この本は、「14歳の世渡り術」というシリーズの一環として出版された
もので、「発想」し続けることができるようにするための考え方を紹介
されています。

 放送作家として数多くのヒット作をモノにしてきた薫堂さんであっても
想像力の無さを嘆くことがあるということで、そうならないために常に
「あたり前」を拒否し続けることが重要なようです。

 そういう風になるために、一定の「技術」が必要なようで、そういう
場合に意識しておくこととして、

・あたり前の「便利」
・あたり前の「思い込み」
・あたり前の「仕事」「お金」
・あたり前の「生きる」

をリセットする方法を紹介されています。

 特に、「便利」のところで、携帯が無かった頃の話を書かれているので
すが、そういえば…と思い当たるフシがあります。

 便利なことはいいことですが、その分モノを考えなくなって人間が退化
していく側面もあることを忘れてはいけないですよね。

 オトナになるとアタマが硬くなって、そういう「リセット」を受け付け
なくなるかもしれないんで、オトナの手前の子供向け、というのがミソか
も知れませんね!(笑)