価格、品質、広告で勝負していたらお金がいくらあっても足りませんよ/川上徹也

 

価格、品質、広告で勝負していたら、お金がいくらあっても足りませんよ

価格、品質、広告で勝負していたら、お金がいくらあっても足りませんよ

 

 

 川上さんの『仕事はストーリーで動かそう』に続く第2作目ということです。

 すでに何冊か、これ以降の本も紹介してるのですが、まったくブレません。

 そういう意味じゃ、「円・株・債券」のトリプル安で何冊もの本を書かれている
藤巻さんクラスのブレなさです。

 この時点ではまだ、『物を売るバカ』に出てくる「LOVE-LOVE理論」は出てきて
おりませんが、それ以外のところは概ね、たとえ話も含めて、あまり変わりません。

 でも、(藤巻さん同様)読ませるんですよねえ…

 で、ストーリーをつむぎだすための根っことなる「志」なんですけど、通り一遍
の使い古された言葉になっていませんか?…顧客第一主義とか…

 そういうキレイごとだと、お客さんが眉にツバをつけながら聞くのであんまり
効果が無いようで、多少格調には欠けても、自分の思い入れがしっかりと伝わる
ようなものでないといけなくて、まずは、少なくとも従業員が納得して、その「志」
の下、同じ方向へ一丸となって向っていけるようなものでないといけないようです。