へえ、川上さんって松下幸之助のことを書いたりするだ…と思って手に
とってみたのですが、同姓同名の別人でした…
ちなみにこちらの川上徹也さんは、パナソニックでいわゆるV字回復を
実現したときにCFOをされていた方で、ずっと経理畑を歩まれて、会社
を「番頭」として支えてこられたようです。
松下は、長い会社の歴史の中で“経理”の役割を重要視してきた会社だ
ということで、創業者である松下幸之助さんも、経理部門の整備に心を
砕かれてきたようです。
そういう歴史もあって、松下の経理部門にはビジネス感覚を持ちながら
も、しっかりと「番頭」の役割を兼ね備えた、バランス感覚のある人材が
多いようで、単なる数字の裏側にあるものをイメージした上でまとめるこ
とのできる体制を組織的に整えておられるようです。
とはいいながらも、ちゃんとブレーキをかけるべきところは、体を張っ
てブレーキをかけているようで、そういうのが強みなんだな、と改めて
感心しました。