自分の言葉で語る技術/川上徹也

 

自分の言葉で語る技術

自分の言葉で語る技術

 

 

 川上さんの“ストーリー・ブランディング”を前面に出さない、
自己啓発本です。

 昨今、若年層に個性がなくなってきたということが言われます
が、紋切り型の発言にイライラする上司たるオジサンもいらっし
ゃることでしょう。

 特に、そういう若い世代に向けて書かれたと思われる本なので
すが、オジサンでもこの本で学んだ方がいい人もいるはずですよ
ね…(笑)

 最後の最後に、「自分の言葉で語る」ための基本3カ条として、

 1. 自分の体験から得た発見を具体的に語る
 2. 視点や次元を意識して変えながら語る
 3. 語り方の巧拙よりも伝えたい気持ちと少しの勇気

と紹介されています。

 まずは、とにかく自分の「経験」から出た言葉、それこそが
「自分の言葉」だということを認識して、それを普段から意識
していることが重要なようです。

 その上で、いろいろ視点を変えてみたり、といったテクニック
も紹介されていますが、「経験」と「気持ち」を前面に出すこと
が「自分の言葉」につながるようです。