まあ、何というおめでたいというか…ブラジルW杯前に
出版された本なのですが、こういうノー天気な…と思いな
がらW杯前は思って手を出していなかったのですが、惨敗
した後になって、そういうノー天気な内容が気になって手
に取ってみました。
まあ、W杯前にタイトル勝ちというか、そういう景気の
いいタイトルを掲げていれば、それなりに売れるという出
版社の思惑もあったのでしょうが…
内容としては、散文に毛が生えた程度で、俊輔や遠藤の
インタビューでお茶を濁すという構成としてもどうよ!と
いう取るに足らない本なのですが、再三、フットボールイ
ンテリジェンスの重要性を語られているところだけが気に
なります。
昨今は、内田選手がチャンピオンズリーグでコンスタン
トにプレーするなど、トップレベルでの判断力の底上げが
進んでいるとは思うのですが、勝ったら調子に乗って盛り
上げて、負けたら全否定という、メディアにこそ、そうい
うインテリジェンスが必要なんじゃないでしょうか…選手
の言葉の尻馬に乗って、こんなタイトル勝負の本が出ない
ように…