神田正典さんが、ビジネス書の著者としてブレイクする前に
主催されていた、顧客獲得実践会の会員として目覚ましい成果
をあげられた方の著書です。
著書と言うよりもムックみたいな本で、実際に大きな反響が
あった「チラシ」がふんだんに掲載されているのですが、また
これが見にくい、見にくい…
こんなチラシで集客になるのか、とにわかには信じがたい
気もしますが、一世を風靡した集客術ということで読み進めて
いると、なるほどなあ…と思わされる部分がちりばめられて
います。
そもそも「チラシ」がなぜ信用されないのか、と言うと、
広告代理店などが介在することによって、メッセージを伝える
側の「顔」が見えなくなっているからだということを示唆され
ています。
それに比べて、この本で紹介される小汚いチラシは、これで
もか!!と言うくらい、発信者の個性があふれ出ています。
結局、商売って、突き詰めれば個人対個人ですもんねえ…と
いうことを痛感する本です。