世界はジャパンをどう見たか?/四方健太郎

 

世界はジャパンをどう見たか? (リュウ・ブックス アステ新書)

世界はジャパンをどう見たか? (リュウ・ブックス アステ新書)

 

 

 日本代表サポーターによる南アW杯観戦記です。

 以前、村上アシシさんというサポーターの日本代表観戦クロ
ニクルを紹介しましたが、この方も外資コンサルティング
ァームにお勤めのコンサルタントということで、会社を辞めて
観戦されています…やっぱり、ウデに覚えのある人は会社なん
かにシバられないんですかね…

 ま、それは置いといて、この方、南アフリカで観戦する前に、
W杯出場の32ヶ国+中国を訪問してから南ア入りされていて、
サッカーを通した比較文化論的な内容も含まれいて、個人的に
は、そこに強く興味を惹かれました。

 日本がなかなかトップレベルまで上がっていけない理由の
一つとして、日本では、組織のコンセンサスに従って行動し
ていれば、仮に結果が出なかったとしても、あまり責められ
ることが無い風潮があるんではないか、という興味深い指摘
をされています。(その逆に、“結果”を出したとしても、
コンセンサスに反した行動をすると、責められる可能性が
ある、ということも…)

 よく、サッカーにおける国力と言うのは、その国の“総力”
を凝縮したものだ、と言われますが、そんなメンタリティ
まで…と思うと、やっぱりサッカーは“深い”ですね。