経済大国なのになぜ貧しいのか?/苫米地英人

 

経済大国なのになぜ貧しいのか?

経済大国なのになぜ貧しいのか?

 

 

 苫米地センセイの経済論です。

 この本が出されたのは、2012年と言うことで、民主党政権の下、
円高・デフレにあえいでいた頃の著作なんですが、こういう状況
になったのは、それを望んだ人がいるから、というのが苫米地セ
ンセイの論で、経済と言うのは、そういう影のフィクサーが自身
の都合のいいような論をそれらしく見せかけて、後付けで状況を
説明するということが、跋扈しているということです。

 とんでもない財政赤字だから増税をしないと、ということが
言われて消費増税が行われますが、それも一般会計の限った話で
特別会計については、ほぼ国民の目の届かない状況にあるようで、
まったく実態が明らかになっていません。

 ということで、国民である我々は、そういったまやかしに踊ら
されることがないようにするための眼力を身につける必要がある
ということです。

 ただ、やっぱり経済に関する観点も、あまりに「常識」とかけ
離れていて、苫米地センセイのブッ飛んだ話についていくのは、
なかなかキビシイです…だからこそ、為政者のウソに騙されるん
でしょうけど…